調達購買改革 レポート

2018.03.13

バイヤーの情報活用能力の向上に向けて~グローバル調達価格ベンチマークの情報収集について~

昨今の加速度的なIT化の流れにより、調達部門にとってもITの活用やそこから生まれるデータの利活用が非常に重要になってきています。従来、交渉上手なバイヤーが都度交渉することでサプライヤから優位な条件を取得することが重要とされていましたがそれだけでは十分ではなく、客観的なデータ分析に基づく戦略立案や意思決定が今後ますます重要になってきます。一方で、データを活用するためには多くの困難があり、それらの困難を打開して分析を実施するためには、社内外で得られるデータの内容の理解とそれぞれのデータを組み合わせて分析を実現するスキルが必要になります。特に自社の調達価格競争力を分析するためには、信頼のできる市場価格情報を使用し、ベンチマークを行う事が必要です。自社の調達情報と社外の市場情報を組み合わせて分析を実施することで、より客観的に自社の価格競争力を測ることができ、より効果的な打ち手を検討していく事ができます。

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