大手自動車メーカーからの転身

社会課題を意識した提案で日本の製造業に貢献したい

前職の自動車メーカーでは、エンジニアとして、主に海外工場のインフラ設備の導入や保守などを担当していました。前職では誰もが、「自分たちの業務プロセスこそが、自動車業界のベストプラクティスである」との自負があり、私自身もそのことを信じて疑いませんでした。しかし、あるプロジェクトで協業した同業他社の知見に触れた際、必ずしも自分たちがベストであるとは限らないことに気付かされ、自分がこれまでいかに狭い世界で生きていたかを痛感させられました。

その体験から、「1企業の中で熟練を目指すよりも、いろんな企業のやり方を横断的に見て、個々の企業や業種に合ったベストプラクティスを探求したい」という思いが芽生え、コンサルティング業界に転職することにしました。

転職先を探す中で、製造業に強いいくつかのコンサルティングファームの話を聞きました。他のコンサルティングファームの面接では、「あなたはこれまで何をしてきたのか？」「我が社で何をしたいのか？」といった質問が多かったのですが、QUNIEで出会ったコンサルタントの方は、真っ先に「私たちはこう考えて、こうしようとしている」というビジョンを提示して、それに対する私の考えに真摯に耳を傾けてくれました。

そのコンサルタントの方は、製造業に対してとても造詣が深く、かつ明確なビジョンを持っていたので、私自身もそんなコンサルタントになりたいと考え、QUNIEへの入社を決めました。その方が現在の私の上司です。

QUNIE入社後は、製造業全般のクライアントを担当するMFG-Iチームの一員として、主にデジタル技術を用いたBPR（ビジネスプロセス・リエンジニアリング）の支援などに従事しています。実際に担当するクライアントは、重工業や自動車から製薬会社まで多岐にわたります。

それまでコンサルタントの経験はなかったので、入社前はコンサルタントという職業に対して「博学で、クライアントから聞かれたことに対して即座に答えを提供する人」といったイメージを抱いていました。しかし、QUNIEに入社してコンサルタントの方々の働きぶりを目の当たりにすると、答えをただ提供するというよりは、むしろ、「お客様と一緒に考えながら、ともに答えを探していく」というアプローチをとる人が大半を占めていることが分かりました。

実際、私が担当したプロジェクトで、お客様側の人的リソースが足りず、計画通りに進めることが非常に困難なことがあったのですが、お客様とともに頭を悩ませながら、泥臭くプロジェクトを進めていった結果、最終的には望んだ成果を得られ、強固な信頼関係を構築することができました。

このようにQUNIEのコンサルタントは、単にクライアントが抱える課題の解決策を提示するだけでなく、答えのない課題に対してもクライアントに寄り添いながらともに歩む姿勢が求められます。したがって、クライアントから信頼されるためのスキルや力量が常に試されることになります。

ただし、コンサルタントの経験がなくても不安に思う必要はありません。QUNIEではコンサルタント未経験者向けの研修制度が充実しており、先輩方もていねいに指導してくれます。さまざまな領域のプロフェッショナルが在籍していますので、1人では解決できそうにない難題に直面した際も、十分なサポートを受けることができます。QUNIEのコンサルタントは皆、自分のナレッジは会社の資産であり、その資産を他のコンサルタントに提供して成長を促すことが、最終的には会社全体と自分自身の成長につながると考えているのだと思います。

また、公共系のプロジェクトを数多く手掛けていて、社会貢献に対する意識が高い人の多いことも大きな特色だと感じます。製造業の世界でも、現在は単に高収益を得るだけでなく、社会課題や環境問題への配慮を示さないと社会からの支持が得られなくなっています。私たちコンサルタントも、クライアントに収益向上やコスト削減の指南を行うだけでなく、社会課題を意識した提案を行っていかないと生き残っていけません。

現在QUNIEでは、事業会社や官公庁の出身者、他のコンサルティングファームからの転身者、新卒入社など、さまざまなバックボーンを持つ社員が、互いに協力し合いながら働いています。どんなバックボーンを持つ人でも「この業界を良くしたい、ひいては日本をより良くしたい」という熱い思いを持っていれば、そうした目標に向かって歩んでいくことができます。充実した研修制度をはじめ、最速で成長できる環境が整っています。ぜひ私たちと一緒に、企業や業界、日本の成長を強力に後押ししていきましょう。