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ダイナミック・サプライチェーン・マネジメント
レジリエンスとサステナビリティーを実現する新時代のSCM
半導体不足、新型コロナウイルス感染症の拡大、ロシア・ウクライナ問題などにより、グローバルでのサプライチェーンを巡る状況は一変しています。加えて、カーボンニュートラルやESG経営など、これまでとは異なる観点での企業評価が進み、サプライチェーン・マネジメント(SCM)の在り方は転換点を迎えています。
従来のSCMは、計画通りに実行し、お客様にお届けするのが当たり前という前提の中で、いかに効率的にできるかが主なテーマでした。しかし、精緻に立案した計画が想定外の事象により実行できないことが常態化しています。
クニエは、不確実性が大きく高まった現在を「SCM 5.0」と定義しており、これまでの静的なSCMから、速やかに変化を捉え対応していく「ダイナミック(動的)・サプライチェーン・マネジメント」にシフトすべきと提唱しています。
本書では、日本におけるSCMの変遷を整理したうえで、新時代のダイナミックSCMに備えるべき新しいマネジメント機能や、実現に向けた課題について解説するとともに、SCMリーディングカンパニーの先行事例も紹介しています。
本書の特長
1. 日本におけるSCMの変遷を整理
SCMがどのように形成され、現在の状況に至ったのかをひもとくことにより、これまでのSCMの取り組みの特徴を整理します。
2. 今の時代に求められるSCMを解説
急激かつ動的に変化するサプライチェーンを取り巻く環境下において、素早く状況をとらえ、対策を取ることを可能にする、レジリエンス(強靭性)とサステナビリティー(持続可能性)を併せもったSCMの重要性を示します。
3. ダイナミックSCM実現に向けた課題を解説
新時代のSCM構築に向けた課題について解説し、経営、デジタル、組織・人材観点の施策など多角的にお伝えします。
4. 先進企業の取り組みを紹介
新しいSCMを既に具現化しているSCMリーディングカンパニーの事例を紹介します。
目次
第1部SCMの歴史と変遷
第2部SCMを取り巻く環境と課題
第3部SCM 5.0時代が求めるマネジメント
第4部SCMリーディングカンパニー先行事例
第5部SCM 5.0:ダイナミックSCMの実現に向けた課題