NEWS RELEASE

2022.11.02

【お知らせ】書籍「ダイナミック・サプライチェーン・マネジメント」出版
~レジリエンスとサステナビリティーを実現する新時代のSCMを解説~

株式会社クニエ

コンサルティングファームの株式会社クニエ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:土橋 謙、以下クニエ)は、2022年11月7日、新刊書 「ダイナミック・サプライチェーン・マネジメント ~レジリエンスとサステナビリティーを実現する新時代のSCM~」(著者:株式会社クニエ SCMチーム、発行:日経BP)を出版します。
クニエは、日本におけるサプライチェーン・マネジメント(以下、SCM)の変遷を整理したうえで、不確実性が大きく高まった現在を「SCM 5.0」と定義しており、サプライチェーンを取り巻く問題・課題が絡み合う5.0時代においては、これまでの静的なSCMから、速やかに変化を捉え対応していく「ダイナミック(動的)・サプライチェーン・マネジメント」にシフトすべきと提唱しています。
本書では、クニエが多くのグローバルSCM構築に関わるコンサルティング実績から導き出した、ダイナミックSCMに具備すべき新たなマネジメント機能や、実現に向けた課題について解説するとともに、SCMリーディングカンパニーの先行事例も紹介しています。

 

近年、半導体不足、新型コロナウイルス感染症の拡大、ロシア・ウクライナ問題などにより、グローバルでのサプライチェーンを巡る状況は一変し、「モノが期待通りに手に入らず、価格が高騰する」といったことが頻繁に起きています。加えて、カーボンニュートラルやESG経営など、これまでとは異なる観点での企業評価が進み、サプライチェーン全体での取り組み・管理が喫緊の課題となるなど、SCMの在り方は転換点を迎えています。

急激かつ動的に変化するサプライチェーンを取り巻く環境下において、素早く状況をとらえ、対策を取ることを可能にする、レジリエンス(強靭性)とサステナビリティー(持続可能性)を併せもったSCMこそが今の時代のSCMのあるべき姿とクニエは考えています。

本書では、まずSCMがどのように形成され、現在の状況に至ったのかをひもとくことにより、これまでのSCMの取り組みの特徴を整理しています。そして、新時代のSCM構築に向けて、企業がどのような手を打つべきなのか、備えるべき新しいマネジメント機能や、経営、デジタル、組織・人材観点の施策など多角的に解説しています。さらにこれらの新しいSCMを既に具現化しているSCMリーディングカンパニー(旭化成、オムロンヘルスケア、コニカミノルタ)の事例を紹介することで、より具体的な内容となっています。

 

【書籍情報】

■概要

  • 書名:        ダイナミック・サプライチェーン・マネジメント レジリエンスとサステナビリティーを実現する新時代のSCM
  • 価格:         2,640円(税込)
  • ISBN:       9784296200818
  • 発行日:    2022年11月7日(11月3日より全国書店・Web書店にて順次発売)
  • 著者名:    株式会社クニエ SCMチーム 著
  • 発行元:    日経BP
  • ページ数:304ページ
  • 判型:         A5

 

■目次

  • 第1部 SCMの歴史と変遷
    • 第1章 SCMとは何か
    • 第2章 SCM前史
    • 第3章 SCM 1.0:効率重視型SCM
    • 第4章 SCM 2.0:反応重視型SCM
    • 第5章 SCM 3.0:S&OP
    • 第6章 SCM 4.0:デジタルSCM
  • 第2部 SCMを取り巻く環境と課題
    • 第7章 モノが買えない、作れない、運べない
    • 第8章 予測と制御が困難な外部環境変化の増大
    • 第9章 高まる社会問題への対応ニーズ
    • 第10章 高まる供給の不確実性
  • 第3部 SCM 5.0時代が求めるマネジメント
    • 第11章 新時代に求められるダイナミックSCM
    • 第12章 ダイナミックSCMが備えるべきマネジメント機能
  • 第4部 SCMリーディングカンパニー先行事例
    • 第13章 旭化成:サプライチェーン一貫の損益管理とGHG排出量の可視化
    • 第14章 オムロンヘルスケア:End to End SCMでの「Bias-less Planning」
    • 第15章 コニカミノルタ:事業強化型SCMとBCPシミュレーション
  • 第5部 SCM 5.0:ダイナミックSCMの実現に向けた課題
    • 第16章 SCMを企業ケイパビリティーとして高めるための検討範囲
    • 第17章 ダイナミックSCM実現に向けた問題点
    • 第18章 経営観点の施策:SCMを経営アジェンダとして捉える
    • 第19章 デジタル観点の施策:新たな業務を生み出す土台としてデジタルを捉える
    • 第20章 組織・人材観点の施策:ダイナミックSCMを担う組織を定義して人材を育成する

 

■著者

株式会社クニエ SCMチーム
事業会社出身者、外資系コンサルティングファーム出身者、システムインテグレーター出身者など、さまざまな経歴を持つメンバーから構成され、製造業や流通・小売業界のお客様に対し、業務・ITおよび経営層~現場層の両面からグローバルSCM/S&OPコンサルティングサービスを提供している。

 

【本件に関するお問い合わせ先】
■報道関係に関するお問い合わせ先
株式会社クニエ 広報担当 堀池
Tel:050-3852-7200

■サービスに関するお問い合わせ先
株式会社クニエ SCM/S&OP担当
Tel:03-3517-2292(代表)

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