Service

サプライチェーン・DXイノベーションワークショップ

Overview

これまでのサプライチェーン・DX改革は、技術的な課題を中心に、外部の専門家による分析や提言をもとに、トップダウンでプロセスに焦点を当てて推進されることが一般的でした。環境変化が緩やかで、解の見える課題においては、その手法が一定の効果を発揮してきました。
しかし近年、事業環境の複雑化と変化の加速により、いわゆる適応課題への対応が中心的なテーマとなりつつあります。課題そのものが流動的である現在、状況を多面的に捉え直し、変化に応じて柔軟に対応できる組織とアプローチの構築が求められています。
このような背景を踏まえ、当社ではプロセスのみならず「人」に着目し、トップダウンとボトムアップを組み合わせたハイブリッド型のアプローチで変革の構想と実行をつなぐワークショップサービスをご提供します。

特長01

組織の自律性を促進する協働的アプローチ

他社事例やベストプラクティスを単に適用する従来のアプローチでは、やり方を習う、真似ることが重視され、状況の変化への対応が困難になる場面が多くあります。また、受動的な施策の取り組みでは継続的な改革活動が困難になるリスクがあります。
本ワークショップサービスでは参加者自身が対話を重ねるプロセスを重視し課題やありたい姿を協働的・自律的に探索する場と機会を提供します。サイロ化した組織間の対話の場を作ることによって組織間の相互理解を促し、課題を「自分ごと」として捉え、施策実行における能動性を引き出します。


図:サプライチェーン・DXイノベーションワークショップのプロセス

特長02

トップと現場をつなぐハイブリッドアプローチ

トップダウンのアプローチは、改革の方向性を明確に示し、スピード感を持って全社を動かす力がある一方で、現場との意識のズレや納得感の不足が、実行段階での障壁となることも少なくありません。他方、ボトムアップのアプローチは、現場の知恵や実態に根ざした施策を導き出せる一方で、全体最適や経営判断との接続が弱くなりがちです。
本ワークショップサービスでは、これら両者の特性を踏まえ、それぞれの強みを組み合わせたハイブリッドな設計を行っています。トップマネジメントはあるべき姿や優先課題を明確にすることで、全体の方向性と変革を後押しするコミットメントを行い、現場リーダーは対話と検討を通じて納得感をもって主体的に改革に取り組むことができます。階層を超えた共通理解と協働サイクルによって組織全体としての実行力と推進力を高め、変化に柔軟に対応し続けられる持続的な変革の土台作りを実現します。


図:VoSの進め方VoSのステップ

特長03

Google 10X Innovation Culture Programとの連動

Google社が推進するイノベーションカルチャー・プログラムと連動。10Xマインドセットや組織文化変革の知見を、ワークショップに融合し、深く実践的な変革を支援します。
10X Innovation Culture Program では企業のカルチャーの浸透、変革を支援するためのナレッジや推進のためのアセットをご提供しています。Google にはイノベーションを促進するカルチャーの一つに「10 倍のスケールで考える」、すなわち 10X の考え方があります。今ある手段や前提にとらわれることなく、より多くのチャレンジや創造性をもって 10 倍の成果を手に入れる。Google では、革新的な価値を生み出すイノベーションはこのような思考からこそ生まれると考えています。また、これまでにない価値を生み出すには、現場レベルだけでなく経営層やリーダーレベルが率先して組織環境の変革に取り組むことが重要です。

特長04

グローバルサプライチェーンにおけるローカル適応アプローチ

近年、各国・地域の文化や地政学的背景、市場構造に応じた“ローカル適応”の重要性が増しており、企業は中央集権型だけでなく、トランスナショナル型の経営も求められつつあります。その結果、サプライチェーンマネジメント改革は、日本本社主導で決定した内容を展開するだけでは、地域ごとの実情に即した持続的な変革を実現することが難しくなっています。
本ワークショップサービスは、日本のみならず現地開催も可能です。現地ローカル社員が構想・設計・実行に主体的に関わることで、地域特性に根ざした実行可能な改革を推進します。さらに、現地で生まれた実践的・革新的な取り組みを他国へ展開する“リバースイノベーション”の可能性も秘めています。


図:VoS実施による課題まとめ

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